インタビュー

Interview

遊び方を広げてくれた背負える冷蔵庫です。

「長野県白馬村を拠点にして、5月のGWから10月までSUP(スタンド・アップ・パドル)のツアーガイドをしています。湖なら大町市の青木湖、川なら安曇野市万水川が多いですね。水面からの照り返しがある炎天下の湖上はかなり暑い。熱中症を予防するためにも、ガイドは冷たい飲料水をお客さんへ提供する義務があります。そこでこのアイスミュールの登場です。ツアー中は、お客さんの飲み物を預かって(最大10人)、このアイスミュールに入れています。飲み物を何度も出し入れしても、1DAYツアーで氷がなくなったことはありません。これまで魔法瓶やハードなクーラーボックスを使ってきましたが、アイスミュールのおかげでスマートに冷たい飲料水を持ち運ぶことができるようになりました。

 使わないときは、空気を抜いてコンパクトに収納できるので、飛行機や電車などの公共交通機関を使う旅にも重宝します。9月に沖縄の西表島を旅したときに持っていきましたが、南国のビーチでも保冷力を思う存分発揮してくれました。もう夏場のアウトドアでは欠かせないアイテムとなっています。

 これまで夏のツアーでは、サンドイッチなどのランチを提供することに抵抗がありました。すぐ傷んでしまいますから。でもアイスミュールなら24時間以上食べ物や飲み物を保冷し続けるので、真夏のフィールドへ食品を安心して持ち運べるようになりました。SUPに食材をいっぱい詰め込んで、アウトドア料理をするために対岸へ渡るなんていうツアーもできて、SUPの楽しみ方が広がりましたね。

 内容物をいれて空気をパンパンにすれば、中の空気が内容物を押さえて固定してくれます。だから潰れやすいサンドイッチを入れてもくちゃっとしない。ビール瓶やワイン、一升瓶など、割れやすいものを入れて運ぶのに適したソフトクーラーとも言えるでしょう。

 エントランスをクルクル丸めれば、ドライバック並みの防水性を誇ります。つまり、保冷バックだけでなく、貴重品などを入れるドライバックとしても活躍するんです。たとえば水に濡らしたくない、耐衝撃にも気を遣う一眼レフカメラやドローンなど。扱いがシビアな電子機器類を入れてもよいでしょう。濡れた水着やタオルなどを入れて、ダッフルバッグの中へパッキングする逆転の発想もできちゃいます。

 いざというときはフロート(浮き輪)にもなるので、水のアクティビティーでは救助用アイテムとしても視野に入れています。溺れている人がいたら、このアイスミュールにロープをつけて投げるんです。こうして見方を変えることで、心強い救命ギアにもなります。

 アウトドアで使う道具は、シンプルで使いやすく、壊れない丈夫なものに限ります。毎日のように一夏ハードに使い倒してきましたが、壊れる気配がまったくありません。アイスミュールは、ぼくにとってまさに理想的なアウトドアギアなのです。」

どこにいても冷たい飲み物を手の届くところに置ける。
釣りやキャンプ道具なども入れられる万能ソフトバッグ。

福島 格(ふくしま・いたる)

長野県白馬村をベースに活動するアウトドアガイドサービス『Mauka outdoor』代表。SUPやバックカントリースキー&スノーボードを通して自然遊びの楽しさを伝える。スキーの聖地、野沢温泉村生まれでスノーボーダーとしての実力は国内トップレベル。

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