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ポーラーレンジャー -30℃

¥115,500 (税込)

極地冒険家の為に作られたこのモデルは、冒険家の生の意見を取り入れた特別なモデルです。中綿に800フィル・ニクワックス・ハイドロフォビックダウンを使用、足元にはTOE-ASIS フットウォーマーを採用し足の冷えを防ぎます。サイドベントは温度の調整だけではなく、スリーピングバッグから出ることなく腕だけを出し作業することができます。サイドベント裏にはフラップがあるので外気の侵入を許しません。また、特別に設計されたシュノーケルフードは呼気による凍結を防ぎます。シェルに100%リサイクル素材を使用し環境に優しい商品になりました。マットレスと一体化させるシナジーリンクコネクターや、別売りのキルトやブランケットと繋げられるループを備えています。

スペック
サイズ R 全長183cm
収納サイズ 22 x 25 cm
総重量 1477g
最小重量 ダウン量:965 g
付属品 ストレージサック、コンプレッション・スタッフサック
素材 中綿:800フィル グースNikwax Hydrophobic Down RDS
アウターシェル:100%リサイクル20DナイロンDWR加工
インナーシェル:100% リサクル20Dナイロン
生産国 CHINA
その他
使用温度帯
(規格外)
Comfort
Range
〜-20℃
Limit
Range
-21〜-30℃
商品コード: 30248

レビュー

局地冒険家×ポーラーレンジャー|『究極の寝袋』

 エクストリームな環境であるほど性能の高さが浮き彫りになる寝袋だ。現代極地冒険家を代表する人物であり、師匠でもあるエリック・ラーセンが監修に関わっていて現場の要望をトコトンまで取り入れ、極限ほど信頼の置けるギア。僕自身も真冬の北海道で氷点下20度のテント泊で使用したが肌着だけで十分なほど暖かい。

 低温化でのテント泊では足先の冷たさが大きな不満だが、どんな寝袋より足元が暖かい。理由は3つ。足元のダウン量が多い。内部に足を入れる袋がありダウンで包んでくれる。ジッパーが太もも辺りまでなのでチャックからの足元ヒートロスがない。特にジッパーを足元まで作らないというアイデアが素晴らしい。足元が分厚く太もも辺りが少し細くなるデザインにする事で熱対流が起こりにくく、暖かさが足元にしっかり留まってくれる。またジッパーのフリップが内部の空気を密閉してくれるので全身が暖かい。両脇についたサイドジッパーのお陰で寝袋に入ったままでもテント内の作業が可能。かつ両脇のジッパーを開ければ効率的に熱を排出できる。片側ジッパーでは熱排出の為の対流が起こりにくい。頭部は閉めるとチムニーになっており頭部からのヒートロスもない。頭部は全身の25%の熱を放つのだから。万が一、肌に金属に触れることで凍傷になるリスクを考えてか、頭部ボタンが金属ではなくプラスチックなのもポイントが高い。かなり性能の高い撥水ダウンになっており多少の濡れならばロフトの厚みは減らない。

 ここまで現場の意見を反映した現場で使える究極の寝袋。エクストリームな冒険遠征にはもちろん冬季のキャンプ場などでも大活躍すると確信できる。

阿部 雅龍

自転車・登山・カヌー・ハイク・イカダ・極地・徒歩・人力車など手法はマルチ。
人力と単独をテーマに世界中を飛び回る。
現在は100 年前の同郷の探検家白瀬矗中尉の成し得なかったルートでの南極点徒歩到達が目標。
夢は次世代を育成する冒険学校の設立と運営。

サポート情報

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